市原 正人

Ichihara Masato

メッセージ 

建築を学び、社会へと羽ばたいていく中で、これから皆さんの前には数えきれないほどの出会いやチャンスが訪れます。
それらを掴み取るかどうかは、最終的には自分自身の意志と行動にかかっています。ぜひ恐れず、貪欲に挑戦し、成長の糧にしてほしいと願っています。 

大学では授業や対話を通じて、実際の建築やまちづくりの現場で何が起きているのか、そしてそこでは何が本当に大切にされているのかを、できる限り丁寧に伝えていきたいと考えています。学びを通じて、知識や技術だけでなく、現場で生きる力や人とのつながりの大切さも感じ取ってください。皆さん一人ひとりの挑戦と成長を心から楽しみにしています。 

担当授業科目 

建築・インテリア演習Ⅰab 

建築学概論 

演習(ゼミ)ゼミ旅行・企画 

このゼミでは、建築やまちづくりの実践の場に参加し、実際のプロジェクトを通じて学びを深めていきます。ゼミ旅行や学外教育、現場体験の機会をできるだけ多く設け、特に全国各地で進行中のプロジェクトの現場を訪れ、見学するだけでなく実際にプロジェクトに参加しながら学ぶことが大きな特徴です。 

研究課題・活動  

過疎の村から都市部に至るまで、それぞれの地域に培われてきた歴史や文化を土台に、残された建築や景観とコミュニティの関係性を読み解き、新たな建築デザインのプロセスを探求しています。 

具体的な取り組みとしては、商店街の再生、文化財や文化的景観の保存・活用、中心市街地や駅前エリアの活性化など、全国各地で「楽しい場づくり」に挑戦しています。これらの活動を通じて、建築やまちづくりの可能性を広げ、地域と人々をつなぐ新たな価値を生み出していくことを目指しています。 

 

八ヶ岳BASE(住宅)

円頓寺商店街アーケードリノベーション

JR高蔵寺駅南口駅前広場・地下通路

那古野リノベーション(店舗+住宅)

commone (醸造所+飲食店)

Bouldering House Knot

 

陸前高田 KAWARAGAWA Plat (仮説工作物4棟による社会実験)

所属学会 

(公社)愛知建築士会 

略歴  

1961年名古屋市生まれ。工芸高校卒業後、名古屋市内の設計事務所に勤務し、建築士資格を取得。1990年に市原建築設計事務所を設立。その後、建築、広告、ファッション、飲食など多分野にわたる事業を展開。また、商店街再生・まちづくり、文化財保存活用、産業振興を担う法人の代表も務める。2024年度より愛知淑徳大学非常勤講師(交流文化学部)を務め、2025年度からは同大学建築学部教授に就任、現在に至る。 

【資格・役職】 


一級建築士/文化庁非常勤調査員 

【主な受賞歴】

 
2000年 とよた景観まちづくり賞 
2015年 愛知まちなみ建築賞 
2016年 日本建築士会連合会まちづくり賞 
2023年 日本都市計画家協会賞 
2024年 グッドデザイン賞 
2024年 土木学会デザイン賞 
2024年 田村明まちづくり賞(自治体学会賞)